ご来場・ご声援ありがとうございました。 全公演、無事終了いたしました。
最終更新・2004年5月17日
![セロ弾きのゴーシュ](04.jpg)
昭和57年に札幌市教育文化会館の「雪まつり芸術劇場」として始められ22回目を
迎える【人形劇フェスティバル2004年さっぽろ冬の祭典】は札幌を中心に活躍する人形
劇人達が毎年1回、合同で大型の人形劇作品に取り組み、上演するものです。
今回は、宮沢賢治原作『セロ弾きのゴーシュ』を上演いたします。
この作品は15回の記念作品として創られ、脚本・美術を大阪の老舗人形劇団クラルテの
吉田清治さんにお願いしました。
主要な人形の頭を、本格的な木彫りで吉田さん自身が製作し、その後図らずも遺作となった
ものです。
大好評を博し、17回にも再演されました。
今回は再々演ですが、以前と違う趣が加わっています。
演出に、人形劇団クラルテのベテラン俳優で、札幌出身の高平和子さんを迎え、より楽しく
より心に染み入るような演出プランを練り上げています。
もちろん、元札幌交響楽団の首席チェリスト土田英順さんのチェロの生演奏も健在です。
さらに今回は、札幌の人形劇人の層の厚さを反映し、ダブルキャストでお互いに刺激し合い
時には激しく、時にはやさしく響くチェロの音色が、そしてゴーシュが動物たちに翻弄
されながら成長していく姿が、きっと観る方々の心の糸に触れることでしょう。
ぜひ、ご家族で観にいらしてください。