Back stage 〜ラストシーン



あぁ かっこう あの時はすまなかったな、俺は怒ったんじゃなかったんだ

原作もラストはこの台詞ですが、吉田脚色ではその前にゴーシュと関わった動物たちが嵐の中、それぞれお礼を持ってやってきます。

外国に旅立つかっこうは山葡萄の種 

 セロに小太鼓を合わせてもらった子狸は、父ちゃんが持たせた山盛りのくだもの


子どもの腹痛を治してもらったねずみの親子は、まだ青い栗の実(少し違いますが原作通りです)

そして『インドの虎狩り』でたんこぶだらけになって、痛い思いをした猫も・・・ 

なぜ、吹き飛ばされそうになりながら嵐の夜に動物たちはゴーシュを訪ねて来たのでしょう?
なぜ、楽しいセッションではなかった動物たちも感謝しているんでしょう?
そしてなぜ、ゴーシュはかっこうに語りかけたのでしょう?

それは、この舞台に携わったものと、お客さまの心で探していく答えなのでしょうか?
袖で毎回このシーンを見つめていて、いろいろ想うことがありました。

 





少し想い入れ過ぎてすみませんm(_ _)m